2014年06月30日

洗練されたオライリーのデザイン

IT技術者がよく参照する技術書に、オライリー・ジャパンがある。オライリーは、正式にはオライリーメディアという米国カリフォルニア州に本社を置く出版社で、ティム・オライリー1978年に創設した。

私は一時期は、「もうオライリーしか読まない」と決めていたほどオライリーの技術書が好きで、実際その品質は非常に高く、実務に役立つレベルのノウハウがたくさん詰まっている。私は別に、それほどオライリーの書籍を読みこなしたわけではないが、3〜4冊くらいは読んだと思う。オライリーの特徴として私が気付いたのは、特に言語系の技術書に関してだが、開発環境の構築などに多くのページを割いておらず、ソースコードが多く載っていることである。他の出版社の技術書を見てみると、開発環境の構築や基本動作みたいなものに多くのページを割いており、生きたソースコードが少なくなってしまっている書籍も多い。そうした書籍は初心者向けにはいいのかもしれないが、私のように実務レベルで早期に技術の習得を目指さなければならない者にとってはやや冗長である。

今回のテーマはオライリーの表紙のデザインの話である。記事「表紙で売る本」でも述べたように、表紙のデザインは極めて重要である。(中身の品質はもっと重要。)オライリーの技術書はその点で、デザインに一貫性があり、かつシンプルな描写となっていて、定評がある。オライリーの表紙は、基本的に動物の絵をベースにしている。例えば、私の好きなはオライリーの書籍では次のように描かれている。

O'REILLY1.jpg

ハッキリ言って、この猫はあまり可愛くは描かれていないが、本のデザイン自体として私は悪くないと思う。ブルーもしくは紫色のタイトルに、モノクロで描かれた猫のデッサン、デザインに一貫性があり、シンプルである。こうした書籍を何冊も出版することによって、オライリーという出版社のブランドを高めているのだろう。IT技術者の間では、こうしたオライリーの技術書を、「猫本」などと称する場合もあるらしい。例えば、「リャマ本(初めてのPerl)」「ラクダ本(Perl)」「バッタ本(DNS&BIND)」「コウモリ本(sendmail)」などといった感じである。

私は会社でJavaをよく使うので、オライリーのJavaの本に目を通すことも多い。オライリーでは、ある程度その本のテーマによってデザインに関連性を持たせているようであり、下記のようにJavaでは猛獣がよく使われている。こうして見ると、オライリーはJavaを推奨しているんじゃないか?と思えるほど格好良くデザインされている。

O'REILLY2.jpg

また、個人的には、以下のような甲殻類のデザインも大変好きだが、技術的には今のところ読む必要がないのが残念である。オライリーの書籍は専門的であるため、軽い気持ちで読んでみようなどと購入できるようなものではない。そもそも価格が高いのである。総じて3,000〜4,000円くらいといったところだろうか。そして、一冊購入したら、技術書である故に、全てのページに目を通すにも数か月程度の期間を要する。

O'REILLY3.jpg

ちなみに、オライリーはMicrosoftが嫌いらしく、Windows系の書籍はキモい動物の画像が使われている。ここには載せないが、例えば、ヒキガエル、イソギンチャク、エイなどといったあまり愛着の湧かない動物たちである。こちらの参考サイトには載っているので、興味があれば見てみるとよい。

ついでにだが、オライリーは素敵なことに、このオシャレな表紙の画像をかなりの高解像度でダウンロードできるようにしてくれている。ftp://ftp.oreilly.com/にアクセスし、/pub/graphics/book_covers/hi-res/の順に進めば、表紙の画像を自由に取ってくることができる。その際には、JPGファイルの名前は、本のタイトル名ではなく、ISBNで付けられているため、特定の画像が欲しい場合にはhttp://www.amazon.com(英語版)などでISBNを調べてからオライリーのサーバに取りに行くとよい。

私はオライリーが好きだ。もっともっとたくさんのオライリー本を読んで、勉強しなければ。

(Wikipedia)
オライリーメディア
(参考)
オライリー・ジャパン
オライリー(米)の表紙を収集して最新のIT技術動向を知る


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2014年06月27日

もう新人に女の子は採らない

私の会社は毎年4月になるとたくさんの新入社員が入社する。私の勤務している支社だけでも、だいたい40人ほどの新入社員が入社し、3か月の研修期間を終えて7月1日からそれぞれの職場に配属される。男女比は、私の時には男子が2/3、女子が1/3程度だった。

新入社員が自分の部署に配属されても、自分と一緒に仕事をすることになるとは限らない。IT企業の仕事は、プロジェクトで成り立っている。人数の多い大規模プロジェクトもあれば、数人でやるプロジェクトもある。だから、新人配属の時期になって、ちょうど人が足りていないプロジェクトがあれば、プロジェクトのリーダーが責任者である部長や課長に、「うちのプロジェクトに新人を下さい」と申し出なければならない。人事部は、新入社員をどこの部署に配属させるかまでは決めるが、配属先の部署で、さらにどのプロジェクトに参画させるのを決めるのは、配属先の部長や課長である。

最近になって、私と同じプロジェクトの先輩(30代前半独身)が、「今年こそうちのプロジェクトに可愛い女の子を入れて下さい!私がしっかり面倒を見ますから。」と言い出した。(本来、新人配属というのはそういう恋愛的要素が入ったことをやるのは不適切である。)すると、すぐさま課長は言った。「もう新人に女の子は採らない。どうせ辞めてしまうから。」私のプロジェクトは、私が入社してから既に2人の新人の女の子が辞めている。(一人はうつ病で休職したまま退職した。)プロジェクトとしては、配属して1〜2年で辞められても困るので、もう採らないという。ごもっともな意見である。

システムというものは、開発から本稼働にこぎつけ、その後数十年単位で改修に改修を重ねていくと、開発・保守メンバーと一緒にだんだん年をとっていくようになる。システムは一つ一つがソースコードによる手作り製品なので、作った人しかその後の保守・改修ができないというのが一つの理由である。また、改修を重ねるうちに、システム自体が大規模なものになっていき、新入社員のようなスキルのない人をいきなりプロジェクトに入れても、仕事を覚えてもらえないというのがある。

例えば、私が今働いているプロジェクトは、私が入社して半年後に発足した。その時に社内でなかなか人が集まらなかったので、私を含めた役に立たない新人3人と、入社2〜3年目の若い社員が開発者として招集された。最初はそのようなスキルの低いメンバーだけで大丈夫かと疑問だったが、とりあえずは何とかなっている。そのため、あれから数年経つが、今でも比較的若いメンバーで開発・保守を行なっている。だが、このまま新人を入れないままプロジェクトを動かしていけば、やはり他のプロジェクトと同様にメンバーは年を取っていくだろう。他のプロジェクトには、新人を一切入れずにコアメンバーばかりで開発・保守を行なってきた結果、オジサン集団ばかりになってしまったプロジェクトもある。

春になっても新入社員が入ってこないのは寂しい。それが男であれ女であれ。しかし、辞めさせてしまうような環境で仕事をさせるのも気の毒だから、おそらく上司の判断は正しいのだろう。


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2014年06月24日

リストカット痕の治療について

もうずいぶん前の話だが、事故で手首に怪我をしてしまったことがある。しばらくは大したことない怪我だと思っていたのだが、治癒していくに従って、この怪我は傷痕が残るかもしれないということに気が付いた。傷があるのは両手の手首付近である。その時の切り傷が思ったより深かったようで、徐々に赤黒く変色していった。(実際には、その後傷痕は完全に消えてしまった。)

私は、精神医学のことを勉強しているので、他人の手首に傷痕があればすぐに気付くと思う。リストカットの痕ではないかと疑うのである。「気付くと思う」と表現しているのは、今までほとんど他人のリストカット痕に気付いたことがないからで、おそらく目立つリストカット痕を持っている人の絶対数がそれほどいないのではないかと推測する。

この私の怪我は、両手の手首に近い位置で、下手をするとリストカット痕と間違われかねない。しかも悪いことに、こういうのは他人が気付いたとしても、きっと直接尋ねてはこないだろう。質問された時に、自分で「転んだ」などと弁解できる方がまだいい。幸い、私の傷は手首の内側ではなく、サイドから外側に向かって斜めに走っているが、リストカット痕と思えなくもない位置である。

というわけで、怪我が完全に治る前から、リストカット痕の治療方法について調べ始めた。結論から言うと、火傷や縫合痕、切り傷の痕を消すには、美容整形外科に行くのが一つの選択肢としてあるようだ。そこでレーザー照射などの治療を受けると、非常にキレイに治るようである。また、皮膚科などの治療を受けるのも選択肢だが、皮膚科は健康保険が効くものの、別にキレイにするのが専門ではないので、あまり適していないと思われる。

次に、先日の私の精神科の診察で、この傷痕を見せながらリストカット痕の治療について尋ねたところ、傷痕を消すには、美容整形外科に行くのも手だが、それだと健康保険適用外なので、できれば総合病院の形成外科に受診するのが良いと勧められた。大きな総合病院であれば、皮膚科がその役割を担っている場合もあるという。そして、このような形成外科は、美容整形外科以外では、小さなクリニックというものはほとんど存在しないようだ。

形成外科では、怪我や火傷などが原因で皮膚がケロイド状になってしまった場合に、外科手術やレーザー治療で患部をキレイにする治療を行なっている。こうした医療機関であれば、健康保険も利き、正しい治療が受けられるため、安全であるとのことであった。

そして、治療を受ける時期だが、怪我が完全に治癒してから、できるだけ早い時期が適切かと思われる。自然に考えて、古い傷痕ほど色素が沈着し、落ちにくくなることが予想される。また、治療を受ける人の年齢も、比較的若い人の方が細胞の再生サイクルが早いため、治療効果が高いことも考えられる。(この辺りは私の推測である。)少なくとも、40〜50歳の年齢以降は、肌細胞の再生能力は落ちる一方である。

この時は事故により傷を作ってしまったわけだが、リストカットは後始末が大変なので、後の人生を考える上でも絶対にしない方がよい。

(Wikipedia)
細胞
(参考)
リストカット痕の治療について
リストカット痕の処置について
リストカット(リスカ)もしくはアームカット(アムカ)の傷跡を消す、または傷跡を薄く...
リストカット 傷跡修正 / 池袋サンシャイン美容外科
傷跡 : 傷跡を消す : 美容整形の高須クリニック
久保 先生 ドクターのコラム|肌 再生治療科:肌の再生医療/アンチエイジング


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