2015年06月30日

NTTドコモの月々サポートについて

先日、会社の同僚と携帯電話の料金について話をしていた。私はIT企業に勤めているが、携帯電話については専門外なので詳しくない。同僚が、「毎月のスマホの料金にどの程度支払っているか?」ということを聞くので、私が「7,500円程度払っている。」と答えたところ、同僚は5,500円程度しか払っていないという。私たちは2人ともNTTドコモのスマホを使っており、必要最低限の機能しか契約していない。しかし、なぜこれほどまでに料金に差がつくのか疑問に思ったので、少し調べてみることにした。

【私と同僚の携帯電話料金(NTTドコモ)】
・私:7,500円
・同僚:5,500円

すると、私たちは2人とも、基本使用料2,700円、パケット定額料等3,500円と、契約している内容はほぼ同じだったのだが、私の契約には、「月々サポート」という割引サービスが適用されていないことがわかった。そこに2,000円ほどの差があったのである。

月々サポートというのは、機種ごとに設定した一定額を毎月の利用料金から割引くサービスである。例えば、同僚の使っている機種に2,000円の月々サポートが適用されているのであれば、24か月で合計48,000円の割引が適用されることになる。私の使っている機種はこの月々サポートがなかった。(適用額が0円に設定されていたのと同じである。)そのため、毎月の割引が丸ごとない状態になっていたのである。

実を言うと、私が現在のスマホを契約した時には、このような割引サービスが存在するとは知らなかった。私の記憶では、スマホは型落ちの機種代金0円で購入したので、たぶん月々サポートが適用されていなかったのだろう。私はそれを知らず、機種代金0円なら安くて済むと思い込み、あえて古い機種を選んでしまったのである。

普通、新しい機種を契約すると、何万円かの機種代金がかかる。これを支払うには、頭金として一括で支払う方法や、毎月の利用料金に組み込んで分割で支払う方法など様々な方法が存在する。これらの方法は、どちらにせよ同じ割引額が適用されるという意味では同じである。ただ、着目すべき点は、ここに月々サポートの割引額が適用されることにより、その機種代金との差し引きが実質0円になることがあるということである。

例えば、機種代金が70,000円で、月々サポート適用額に3,000円が適用されているスマホを契約したとしよう。すると、一括払い、もしくは分割払いで70,000円の費用は支払うことになるが、月々サポートで3,000円の割引が24か月続くので、合計で72,000円の金額が割り引かれる。そのため、機種代金と月々サポート適用額の差し引きで-2,000円となり、割引金額の方が大きくなるため、基本料金以外の支払いが実質0円となるのである。これを店頭では、「実質0円」「実質負担金0円」などと呼ぶ。

機種代金を最初に一括で支払うか、毎月の利用料金に分割して支払うかは自由だ。しかし、前述の同僚は最初に一括で支払っていたのだろう。そのため、毎月の料金に2,000円の割引金額が適用され、私の利用料金よりも2,000円少ない請求額となっていたのである。私の場合は、機種代金0円が安いと思い込んで契約したのだが、もっと新しい機種であっても月々サポートが適用されて同じくらいの利用料金になる可能性があったわけである。これでは私は全く得していない。ここには非常にがっかりした。

なお、月々サポート適用額だが、携帯キャリア各社によってサービス名称は異なるものの、ほとんどのキャリアに同じようなサービスが存在する。例えば、auなら「毎月割」ソフトバンクなら「月月割」という名称で同じサービスが提供されている。つまり、携帯キャリア各社は最低でも契約後24か月までは割引サービスは提供するが、それ以降も同じ機種を使い続けるつもりなら、割引額が適用されていない丸ごとの料金を利用者に払わせるつもりらしい。これは、利用者に最新機種を負担なく利用できるようにする仕組みなのか、それとも、利用者に24か月毎に機種変更を強制するための仕組みなのか不明だが、非常にややこしいことには変わりない。

ちなみに、私の機種は月々サポートがないので、24か月後以降も利用料金は変動しない。これを、毎月2,000円の月々サポートが適用されていた私の同僚と比較すると、次のような点が指摘できる。

【私と同僚の携帯電話料金の比較】
<私の方が得するケース>
・同僚の機種代金が48,000円以上であったとすれば、彼の支払いは実質0円とならない。
・同僚が24か月後以降も同じ機種を使い続ければ、彼はそれ以降割引なしの利用料金を支払わなければならない
<同僚の方が得するケース>
・同僚の機種代金が48,000円以下であったとすれば、彼の支払いは実質0円となる。
・同僚が24か月以内に機種変更すれば、彼は現在の端末の使用を割引適用期間内に収めることができる。

ここまでまとめてみたが、結局のところ、私の利用料金には割引額が適用されないため、あたかも高い利用料金を払っているように見えていたということがわかった。また、店頭でも「他の新しい機種と比較して得ではありません」ということは説明されていないため、まるでNTTドコモの料金プラン戦略に騙されていたようである。

現在の携帯電話は、パソコンほど寿命が長くはないものの、少なくとも1〜2年は使い続ける場合が多い。私の現在の携帯電話では、24か月以上使用しないと機種代金0円のメリットは享受できない。その上、携帯キャリアが提供するサービスプランは数年毎に変更されるため、次に契約する時には改めて調べなければならないか、その時には自分も前のことを忘れていて、よくわからないことがほとんどである。そういった理由から携帯電話の契約には毎回失敗するケースが多いと感じている。

よく知らないが、日本の携帯電話料金は世界有数に高く設定されており、キャリア同士でカルテルが結ばれているような状態だという。少し前はSIMカードの件でも様々な盛り上がりがあったが、企業が高い利用料金を設定して利用者に負担を押し付けようとしている様子には非常に不快感を覚える。学生や高齢者など、収入の低い世代が負担なく最新機種を使用できるよう、もう少し方法を考えてほしいものである。

(参考)
月々サポートとは
毎月割
月月割
一括0円と実質0円の違いまとめ!


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2015年06月27日

汚い言葉から読み取れること

最近、私が記事を書く際に心掛けていることは、文章があまり感情的にならないことである。これだけ頻繁に記事を書いていると、日々頭にきたことや理不尽なことなどに対して、批判的な記事を書きたくなることがしばしばある。私自身は、誰かを批判するのは別によいと思っているが、その時に汚い言葉を使って記事を書いてしまうと、頭が悪そうに見えてしまう。だから、そうならないように注意している。

私も過去には、もっと感情的に文章を書き殴っていたことが時々あった。しかし、そういうことをすると、私の性格の悪さが際立ってしまうし、読む方も気分が悪くなる。私はそういうのは自分にとってデメリットが大きいと感じている。もし誰かを批判したい時は、真面目に、理由を明確にして論理展開する方が効果が大きい。それに、汚い文章を書いて読者にバカにされることは、私が最も嫌うことの一つである。

2015年6月12日に、愛知県の竹島水族館のWebサイトに掲載された求人が話題になっている。その求人は、水族館の業務全般を担うアルバイト従業員を募集するものだが、採用担当者が過去に採用したアルバイトに苦労したのか、応募者の適正を強く牽制する文章で求人が記載されている。以下がその求人の抜粋である。(現在はインターネットであまりにも話題になってしまったため、修正されている。)

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現在2名の優秀なアルバイトスタッフが働いておりますが、少なからず退職した方もおられます。面接時には絶対に頑張れる、自信がある、一生ここで働きたい、とおっしゃったにも関わらず、意見が通らない、思うようにいかない、ムカつく、といった理由でいとも簡単に辞められる方がほとんどです。

自分を見つめ直し、根性の無い方、ただ生き物が飼いたいだけの方、お客さんを大切に思わない方、 柔軟性のない方、自己中心的考えが目立つ方等は応募を考え直していただきますようお願いいたします。

その場の感情でご自身の大きな夢を台無しにされない方を望みます。判定基準は厳しいですがアルバイトとして勤務態度や成績優秀な方は契約社員、正社員への昇格を見据えております。今回の募集では1名を募集ですが該当者が無い場合は採用を見送ります。(100人応募があっても100人とも不合格、採用者なしの場合もあります)
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私はこの求人を見て、「採用担当者はこれまでのアルバイトにとても苦労したんだな」と思った。しかし同時に、「Webサイトにこんな露骨に掲載してしまうなんて、あまりにも軽率だな」とも思った。このような求人を載せてしまえば、仮に応募を考えていた人たちも労働環境に疑問を感じ、応募を止めてしまうだろう。結果的に、採用を悪い方向に導いているのである。(この採用担当者は、その辺りに気付かないところが頭が悪い。)

ちなみにこの竹島水族館だが、私は10年以上前に一度行ったことがある。私はその時、愛知県に住む友人に会い、ついでにこの水族館に立ち寄ったのであった。小さな水族館だが、建物の外観よりも展示物が整備されており、非常に面白い水族館だった記憶がある。インターネット上の評判でも、「思ったより良かった」と好感の持てる内容が多い。

しかし、このような悪い求人を見てしまうと、水族館内部の労働環境人間関係には疑問を持たざるを得ない。こういった印象の悪い文章をいとも簡単にWebサイトに掲載してしまう採用担当者は、きっと性格の悪い人物なのだろう。少なくとも私は一緒に働きたくはない。

ちなみに、ここで採用するアルバイト従業員は、契約社員、正社員への登用資格が与えられるそうだが、そもそも、最初から正規従業員として検討している人物を、アルバイトで募集しようとするのが誤りである。この辺りは館内の事情があるとは思うが、水族館ならば人気の職業なので、最初から正規雇用の形で経験者を雇うことはそう難しくないはずである。それを、どういうわけかアルバイトの形で募集しているのがおかしい。アルバイトは能力が低く、短期間で辞められて当たり前である。この採用担当者は、それすらも理解できないのだろうか。

それともう一つ、この水族館は、A4用紙の自己PRの提出を求めているが、その用紙が「A4」でない場合は、「言ったことがわかっていないとみなし、不採用となる」という。これについても全くナンセンスである。応募時に自己PRの提出を求めるのはおかしくないが、その様式がA4でない場合には不採用にするというのである。一体、「A4」であることのどこに意味があるのだろうか。私は用紙などA3でもB5でも構わないと思う。

確か、私の友人の一人は、新卒の採用面接の際に、「手書きの履歴書/エントリーシート」を求める企業は全て応募対象から外して就職活動をしていた。その理由は、「非効率なことを学生に求めるのは、企業の方針として一貫性が見られないから」である。彼はとても優秀だった。何事に対しても強気だったし、納得がいかないことに関してはとことん議論する人物である。私も彼を見習わなければと思っているし、彼がこの水族館の“A4限定”の自己PRの要求を見たらどう思うだろうか。

さて、これ以上批判しても意味はないので、この辺りで止めておこうと思う。私にはこの水族館は一切関係ないし、仮にこの水族館で何が起こっても、私が不利益を被ることはない。逆にこれ以上露骨に批判すると、私がバカだと思われてしまう。私にとってはこの水族館の求人はブログ記事のネタに過ぎない。世間で起こっていることに腹を立てても無駄なのである。

(参考)
【炎上】竹島水族館がえげつない文章でアルバイトを募集して唖然
愛知県竹島水族館のバイト求人はブラックか?…「根性のない自己中心的な方は応募を考え直して」


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2015年06月24日

情報を伝達する手段

私はシステムエンジニアとして働いている。システムエンジニアの仕事は何をすることかというと、ソフトウェアを作ることだ。では、ソフトウェアは何からできているかというと、プログラムからできている。プログラムは何をするものかというと、人間のしたいことをコンピュータに伝えてくれるものだ。私たちは、プログラムを書くことでコンピュータにやらせたいことを伝えている。

プログラミング言語が「言語」と言われる理由は、まさしくそれが、コンピュータに動作を指示するための言葉だからである。もし、プログラムがもっと直接的な操作をできるようなツールだったら、プログラムの種類のことを「プログラミング言語」ではなく、「プログラミングハンドル」とでも呼ぶようになっただろう。私たちは、情報を伝達する手段のことを「言語」と呼ぶ。

私は、大学時代に中国語韓国語を勉強したことがある。大学院時代には、同じ研究室に中国人留学生が3人もいた。また、私は韓国語を非常によく勉強したので、当時、下手な日本人が英語を使うのと同じくらいは話すことができたと思う。韓国旅行に行って実用的に使えるレベルにはなった。

私は、言語と名の付くものは、自然言語であれ人工言語であれ非常に面白いと思う。言語を勉強すれば、コンピュータや人に自分の意思を伝えることができる。しかし同時に、言語は難しい。言語が難しい理由は、単語構文、パターンが複雑すぎて覚えきれないからである。どんな外国語であれ、どんなプログラミング言語であれ、完璧に習得しようと思えば長い時間をかけなければならない。

数学も言語の一つである。あまり良い例が思い付かないのだが、例えば、加速度面積を、数学では微分・積分で計算する。これは、言葉で「ここを計算すれば、この値が求められるよ。」という意味であり、言葉で長々と説明するのを代弁するのが数式なのである。数学では、方法や手段を数式で表す。これが私が数学が言語だと主張する理由である。

また、通信プロトコル暗号も言語の一つだ。電子機器同士の通信は、お互いに通信するための手順やコマンド、応答の仕方を決めておかなければ通信することができない。それらを決めるのが通信プロトコルである。また、その通信プロトコルが公にされていないのが暗号である。異なる二者が互いに情報を伝達し合う時、その二者だけが通信方法を知っている。その時、そこで使っている通信プロトコルは暗号となる。通信プロトコルや暗号も、「情報を伝達する手段」という意味では言語である。

では、なぜ言語が面白いのだろうか。ここに挙げた例は、プログラミング、外国語、数学、暗号など、どれも一部の人々に熱狂的に支持されている専門分野である。これらは言語である。こういった専門分野が頭の良い人々によって支持されている理由は、これらが「情報を伝達する手段」だからだと思う。どれも、言葉の代わりになるものなのである。だから、勉強して追及するのが面白いのではないだろうか。

私の経験では、外国語を自ら学んでいる人は、例外なく頭の良い人が多い。プログラミングはコンピュータ関連の職業に就いていない人は学ぶ機会はないが、外国語は誰でも学ぶことができる。私が知る限り、外国語を勉強し、かなりのレベルまで習得している人は言語の楽しさを知っている人たちばかりだ。彼らは言語の習得を楽しんでいる。

私がこれら言語と呼ぶもの、「プログラミング」「外国語」「数学」「暗号」や、もちろんその他の情報伝達的な要素を持つものは、それが難しければ難しいほど頭の良い人々には魅力的に映る。なぜなら、それらを習得すれば、相手や対象物に自分の意思を伝えることができるからである。そして、こうした学問分野は言語と同様に単語や構文、パターンが多く、マスターするのが難しいため、非常に奥が深い。専門分野として非常にやりがいのある分野なのである。頭の良い人々は、こうした対象に興味を抱く。

私は外国語や専門技術を学び、自分の意思を伝えるためにもっと勉強したいと思っている。しかし、現代ではこうした専門分野はどれも非常に細分化され、全てを習得することは不可能である。私は自然言語・人工言語を含めてたくさんの言語を習得したいが、あまりに時間が足りていない。私はどうも、終わりのない知識の旅に出てしまったようだ。

でも、私はこれでいいんだと思う。こうしてずっと楽しむのが、私の人生なのだと思う。

(参考)
素数とインターネットセキュリティ
数学に対する強い興味・関心
今一番やりたいことがあるとすれば


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