2015年10月18日

この記事が良いと言われた理由

もう一年以上も前になるが、「診察券のデザインが素晴らしい」という記事を書いたところ、文章が非常にきれいだというメッセージを受け取ったことがある。その時は、なぜこんな記事が良いのかさっぱりわからなかったが、久しぶりに自分で読んでみて思うことがあったので書いてみたい。

<この記事の良い点1>着眼点が良い

まず、この記事は着眼点が良いと思った。「着眼点」というのは目の付け所という意味だが、病院の診察券をテーマにした記事を書く人は少ないだろう。しかも、この記事は診察券の“実用性”ではなく、“美”について論じている。おそらく、私が病院の診察券なんてものに記事を書いたのは、その時、精神科に関するあらゆる点に目を光らせ、評価しようという意識があったからである。もし、これが普通の内科や外科だったら、別に私は診察券などに興味を持たなかったかもしれない。だから、「人の気づかないところに気づいた」という意味ではこの記事はとても興味深いものになっている。

<この記事の良い点2>異なる内容を上手に織り込んである

これは書いた直後には自分で読んでも気づかなかったことだが、この記事は診察券のデザインだけでなく、精神科に対する偏見、そのクリニックのWebサイトの美しさにまで及んで話を展開している。また、途中でシステムエンジニアの人柄について考察するなど、読者を飽きさせない工夫がなされている。(この記事を書いた時に、どの程度私がストーリーの展開を意識したかはわからないが、少なくとも話のテンポが良い。)タイトルから予想できる内容だけでなく、プラスαの内容を盛り込むことで、内容の濃い記事となっている点がとても良い。

<この記事の良い点3>結びの言葉が上手い

最後に、この記事は結びの言葉がとても上手い。結びの言葉というのは、「精神科クリニックの人気を決める別の要素があるのかもしれない。」と、結んでいる部分である。この記事をちゃんと読むと、最後のパラグラフだけが浮いているようにも見える。というのは、それまで病院の診察券や内装、Webサイトについて書いていたのに、突然最後のパラグラフだけ、話題を「クリニックの人気を決める要素」に変えているのである。実にわざとらしい。

何かで読んだが、文章を書く上で始めと終わりの部分は非常に重要で、そこでどう上手く書き始めるか/まとめるかが全体の印象を決めるという。だから、極力自然な感じで、違和感を出さないようにうまく文章の最後を結ぶのは、文章を書く上で非常に大切なことかと思われる。それが、おそらく無意識のうちにだろうが、この記事では上手くできている。だから、この記事はすっきりとまとまった印象を出しているのである。

さて、今日の記事は何だか自画自賛の記事になってしまった。まぁ、いいでしょう。どうせ私が何を書いても誰も文句は言わないはずなので。

(参考) 診察券のデザインが素晴らしい


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