2013年09月06日

「実のなる木」を描いて下さい

精神科に受診すると、臨床心理士から鉛筆と消しゴムとA4用紙を渡され、「実のなる木を描いて下さい。」と言われることがある。これは、「バウムテスト」という一般的な心理検査で、患者がその時点でどのような心理状態を表しているのかを分析するテストである。

私は、最初に行った精神病院では通院し始めて1か月ほど経ってからこのテストを実施し、2件目のクリニックでは、初診の前の待ち時間にこのテストを実施した。

私は素人ながら、このバウムテストで正確に心理状態を分析できるのかどうかは疑問だと思う。なぜなら、絵というものは作者が同じであればいつも同じものになってしまう傾向が強いからである。絵画なんて、時間をかけて練習しなければなかなか上達しないものだ。

私は、1回目のバウムテストでは、15分ほどかけて一生懸命に「実のなる木」を描いたが、2回目では3分以内に全く同じ木を描きあげてしまった。絵自体は上達しなくても、慣れれば描くスピードは速まる。

私が言いたいのはただ単に、このテストは一般的によく行なわれるものだから、「実のなる木」を練習しておいた方がいいということだけだ。(別に絵の上手下手は心理分析に関係しないのだけれども。)

ちなみに、私の描いた絵はこんな感じだった。

実のなる木の絵.jpg

どうだろう。この絵をどのように分析するかは、「実のなる木」や「バウムテスト」という単語で検索すればたくさん情報が出てくる。

この絵を2回目に描いた時、臨床心理士は参考までに次のような質問をした。(1回目に描いた時には、臨床心理士は何も聞かなかった。)そして、私は思うがままに答えた。それが次の質疑応答である。

Q1「これは何か特定の種類の木を表していますか。」
A1「いいえ。特にそういうわけではありません。」

Q2「この木の高さはだいたいどのくらいですか。」
A2「だいたい10mくらいです。」

Q3「この木の樹齢はどのくらいですか。」
A3「10mくらいに育つのにどのくらいかかるでしょうか。20〜30年くらいでしょうか。」

Q4「この木はどんな場所に生えていますか。」
A4「広い草原です。」

Q5「この絵の天気はいかがでしょうか。」
A5「晴れです。」

Q6「この絵の季節はいつですか。」
A6「春頃だと思います。」

Q7「この木はこれから先どうなっていくと思いますか。」
A7「これからさらに大きく成長していくと思います。」

以上が臨床心理士と私のやり取りである。その結果、私がどのように分析されたかは知らない。しかし、何の質問もされていない1回目のバウムテストでは、ほぼ同じ絵を描いたところ、「警戒心が強い、防衛的、几帳面、定型的なやり方にこだわる」という分析をされた。(これは、ロールシャッハテストの結果も含む。)

まぁだいたい当たっているとは思うが、いかがだろうか。これからバウムテストを受ける方の参考になればと思う。


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posted by 良源 at 22:53| 医療機関・制度 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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