2014年04月03日

最強の抗うつ剤について考える

時々、最強の抗うつ剤は何かということを考える。私は、ジェイゾロフトサインバルタを服用したことがあるが、ジェイゾロフトは効き方がかなりマイルドだったし、サインバルタもまずまず調子はいいが、劇的な変化をもたらすというほどでもない。サインバルタは時々飲み忘れることがあるほどなので、別に離脱症状などもなく止められると思う。巷では、サインバルタは第三世代(SSRI)・第四世代(SNRI)の中では最強の部類に入るらしい。

以前、ジェイゾロフト→サインバルタに抗うつ剤を変更した際、ある程度の希望を主治医に出そうと思い、いろいろと調べていった。インターネット上の情報では、三環系・四環系では、アモキサン、トリプタノール、ルジオミール辺りが良さそうに思えた。私は、どんな薬も副作用なく飲める体質だから、効果が強ければ強いほどいいと思ったのである。

しかし、主治医の意見で、その時服用していたジェイゾロフトから考えて、サインバルタの方がやや強いということで、そちらに変更になった。なぜ、数ある抗うつ剤の中からサインバルタが選ばれたのかは忘れてしまった。私が記憶しているのは、私が「アモキサン、トリプタノール、ルジオミール辺りはどのような効き目ですか?」と質問したところ、「ルジオミールは弱い薬ですよ。」と答えられたことだけだ。この答えは、ルジオミールが最強の抗うつ剤の一つだと思っていた私にとってショックな一言だった。

で、冒頭の最強の抗うつ剤について話を戻すと、薬の効き目は患者によって差があるため、一概に最強を論じることはできないものの、やはり力価だけで評価すれば、三環系・四環系が最も強く、特にトリプタノール(三環系)が最強という結論に落ち着いているようである。しかし、トリプタノールは古い薬ゆえに副作用も強く、口の渇き、眠気、めまい、立ちくらみ、便秘、手のふるえ、かすみ目、尿閉、動悸などが現れやすいことから、なかなか服用が続かない患者が多いようである。

新型の抗うつ剤だけで議論すれば、副作用の少なさと力価の強さの両面から、サインバルタ(SNRI)の評価が世界的に高い。副作用が少ないジェイゾロフトの評価も高いが、力価ではサインバルタには負ける。パキシルもパワーのある薬らしいが、副作用と離脱症状の出やすさから敬遠される傾向がある。リフレックスについては、副作用と効果のバランスは良いが、眠気の副作用が出やすいらしい。プロザック「夢の薬」とまで呼ばれたことがあるが、単に古いだけである。その上、日本では発売されていない。

ここまで来ると、現在私が服用しているサインバルタがよく効いているのであれば、万が一調子が悪くなったとしても、もう変える薬がないということになる。向精神薬はすぐ服用が止められないし、高用量だと耐性がつくこともあるので、安易な増量だけはしたくない。私は、時間がかかってもこのまま減薬に持ち込みたいと思っている。

それから、抗うつ剤だけでなく、私の知っている向精神薬全般にまで範囲を広げて話すと、私の服用しているリボトリールは、抗不安薬としては最強と名高い。これは、私が自分の身体で実感済みである。抑うつ状態がひどかった時、真っ先に浮上の兆しを見せてくれたのがこのリボトリールであったし、今仕事をしながら服用していても、不安に感じることがめっきり減った。リボトリールは基本的には抗てんかん薬だが、強い抗不安作用と、弱い抗うつ作用を併せ持った優れた薬である。

薬剤師に聞いてみると、ベンゾジアゼピン系では、リボトリールよりも、メイラックスレスタスの方が効き方がシャープで、半減期も長く、優れているらしい。デパスワイパックスのような半減期が短い薬は、効き方はシャープであるものの、切れ目がわかるので依存症に陥りやすいと言われている。以上のことから、抗不安薬ではメイラックス、もしくはレスタスが最強と言えそうである。

では、気分安定化薬全般で考えるとどうだろうか。リボトリールは優れた抗不安薬であると同時に、躁状態をも抑える気分安定化薬である。双極性障害の患者でもリボトリールを処方される人がいる。要するに、気分の上下変動を抑える薬なのである。同様の薬に、デパケンRラミクタールなどがある。私は、ラミクタールについては全く無知であるが、デパケンRは友人に服用している人がいるので、ある程度の効果があるのではないかと思っている。

ある精神科医の記事に、「統合失調症、躁うつ病、てんかん性精神病、知的発達障害、進行麻痺、認知症に至るまで、全ての人にデパケンRが使われていて、しかも患者さんたちは、皆そこそこ落ち着いていた」という記述が出てくる。この記述から察するに、デパケンRは、どうもあらゆる精神疾患に効果を発揮する可能性を秘めた薬らしい。しかも、副作用で服用できない人はかなり少ないため、デパケンRを使うことは精神科医にとって安全策となる。

以上の意見を総括すると、以下の通りとなる。

【最強の向精神薬】
<抗うつ剤>
旧型:トリプタノール
新型:サインバルタ
<抗不安薬>
・メイラックス、もしくはレスタス
<気分安定化薬>
・デパケンR

今日の記事は、書いているうちに抗うつ剤だけでなく、向精神薬全てについて論じるものになってしまったが、素人が勝手に書いていることなので、鵜呑みにしないでほしい。だが、患者が薬物を選ぶ際には多少の参考になると思う。

(参考)
最強の抗うつ剤?
アモキサンとルジオミール
アナフラニール、トリプタノール、ノリトレン
トリプタノール
ほぼ全員にデパケンが処方されている病院


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posted by 良源 at 00:00| 薬物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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