2015年07月19日

漫画「3×3 EYES」と映画「孔雀王」

昔、3×3 EYESという漫画を読んでいたことがあった。この漫画は1987〜2002年までヤングマガジンから連載されていたもので、2014年から再び続編の連載を開始したらしい。この漫画は、妖怪をテーマとしたもので、三つ目の妖怪であるヒロインが、人間になるために冒険をするという物語である。

この漫画の面白いところは、その妖怪がヒンドゥー教チベット仏教からヒントを得ているところである。例えば、像の姿をしたガネーシャや、第三の目を持つとされるシヴァなどが主要人物として登場する。彼らは、独自の能力や戦う力を持ち、それぞれの目的のために闘うことになる。漫画の舞台は主として現代社会で、場所は日本中国など様々な土地で展開する。時折、登場人物の過去の記憶や、術の影響で数百年前に遡るという場面があり、時空を超えて展開するストーリーにもなっている。

また、作者の高田裕三さんは元々少女漫画が得意だったらしく、この3×3 EYESに出てくる女性のキャラクターは非常に丁寧に書かれている印象を受ける。そのためか、妖怪をテーマにした漫画にも関わらず、ところどころに恋愛の要素も含まれている。私は、そういうところがまた面白いと思う。全体としてとても絵が上手なため、前述の中国やその他の外国の風景からも独特の世界観を感じさせる。

私がこの漫画を最初に読んだのは、たぶん中学生くらいの頃だったと思うが、当時は絵が上手とか、世界観が独特だとかいうことは全く考えなかった。その時は、次々に出てくる妖怪たちの戦う姿が単純に面白かったのである。今、久しぶりにこの漫画に目を通してみると、当時とはかなり違った視点で見ていることがわかる。(もう20年近くも経っていれば当たり前である。)

ところで、最近この漫画を読んでいて、この漫画とそっくりな映画があるのを思い出した。それは1988年に公開された「孔雀王」という映画である。この映画はとても古いものだが、有名な俳優も出ているため、もしかしたら知っている人もいるかもしれない。実際のところ、漫画と映画の両者に全く関係はない。私は、この映画「孔雀王」と漫画「3×3 EYES」の持つ世界観がとても似ていると思うのである。

この映画が特徴的なのは、日本と中国の合作のため、日中それぞれの有名な俳優が出ていることであろう。例えば、日本側の俳優は、三上博史安田成美、今は亡き緒形拳などが出演している。映画自体がとても古いために、CGや演出が古臭い部分があるが、ストーリーの展開は速めで、当時にしてはよく出来た映画だと思う。今ではYouTubeで外国語版のみ見ることができる。(英題「Peacock King」、中題「孔雀王子」

私がこの映画「孔雀王」と漫画「3×3 EYES」が似ていると思うのは、前述の通り、「妖怪」「中国」「チベット仏教」といったテーマを共有しているからである。この映画では、2人の若者が世界を救うため、敵を倒しながら冒険をし、最終的に皆魔障外神(カイマショウゲジン)と戦うことになる。その過程で出てくる妖怪たちや個性溢れる登場人物を見ていると、「あぁこれって3×3 EYESそっくりだな」としみじみ思うのである。

まぁこの感想は私個人のものであって、両者が全然違うという人もいるだろうから、ここをあまり強く主張する気はない。ただ、両者が現代社会を舞台にしているにもかかわらず、それとは似ても似つかぬストーリーを用意しているのが面白いのである。

今日はますますオタクっぽい記事となってしまったようだ。たぶん、漫画の方も映画の方も、全く知らない人が多数だと思う。ただ、もしどちらかを知っている人がいたら、もう一方も見てみて、私の書いていることが正しいかどうか感じてみてほしい。何というか、映画とかアニメの世界に没頭するというのは、少年時代の夢があって素敵だと思う。

(YouTube)
Peacock King part 1
(Wikipedia)
3×3 EYES
孔雀王


応援よろしくお願いします。




ラベル:記事一覧
posted by 良源 at 00:00| 映画・TV・音楽・芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。