2015年05月31日

感染症予防とマゴットセラピー

戦時中のことを調べていて知ったのだが、傷口を清潔な状態に保てないと、まれにが発生することがあるらしい。私は、死体などに蛆が発生することがあるのは知っていたが、まさか生きている人間に蛆が発生することがあるということは知らなかった。また、驚くことに、傷口に蛆が発生することで、傷の状態が良くなることがあるという。Wikipedia「蛆」のページには、傷に蛆が発生することに関して次のような記述がある。

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戦争時や、傷の手当や治療が不十分で不潔な包帯を放置された場合など、傷口にウジがわく場合がある。けが人にとってその感触は極めて不快であるとのことだが、ウジが膿や腐敗した部分を食べることで傷口が清潔になり、むしろ傷の状態がよくなったり、患部を含めた周辺部位まで至る切断や切除を免れる場合がある。第一次世界大戦中、既に傷口にウジが発生した兵士の生存率が突出して高い事には注目が集まっていたと言う。

ウジは、正常な組織や生きている組織を食べることはない上に、殺菌効果のある分泌液を出しながら腐敗した細胞や壊死細胞のみを食べるので、感染症の予防効果がある。また、分泌液は肉芽細胞や毛細血管の再生を促進させる働きもある。

そのため、このことを潰瘍や末期の糖尿病における四肢の壊疽などの治療に積極的に利用する治療法(マゴットセラピー)がある。
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私は、これらの記述に関して非常に強い嫌悪感を覚えた。私は、死体を見るのは怖くないが、自分の傷に蛆が発生するのは怖い。なぜなら、私は昆虫が苦手だからである。世の中には、蛆を使ったマゴットセラピーという治療法があるということだが、私は決してそのような治療を施されたくはないと思った。

確か、映画「グラディエーター」には、剣闘士であるマキシマスが怪我をした際、傷口に蛆が発生するシーンがあったように記憶している。その時も、「蛆は傷をきれいにする」という趣旨の内容があったと思う。

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No. They will clean it. Wait and see.
触るな。蛆は傷をきれいにする。
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現代の日本では、おそらくそのような事態に遭遇することはないだろう。国内では極めて高い水準の医療機関が整備されており、消毒・滅菌の処置が正しく行なわれ、感染症予防には万全の対策が取られているはずだ(と期待している)。

もし自分が大怪我をしたら、傷による感染症で死ぬのと、傷口に蛆が発生して助かるのとではどちらが良いかと聞かれて正直迷ってしまう。しかし、もはやそうなったら、その時はそのような環境に生まれたのが運の尽きだと思って諦めるべきかもしれない。

(Wikipedia)

マゴットセラピー


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2015年05月27日

香水の持続時間と使用期限について

驚くかもしれないが、私は香水を付けることがある。最近、以前から使っていた香水の効きが悪くなったと感じていたのだが、それは自分の鼻が慣れてきたせいだと思い込んでいた。しかし、先日隣に座っていた女性に、「あなた今いい匂いがした。何か付けてる?」と聞かれて、私が付けていると答えたところ、「こんな少しじゃ気付かないよ。」と言われた。

ここで私は気付いたのだった。以前、その香水(オードトワレ)を開封したばかりの頃は、少なくとも付けてから5時間程度は自分の鼻でも認識できるくらい効果が持続していたのだが、今では付けて1時間程度しか持続しない。それは、自分の鼻が慣れてきたせいではなく、明らかに開封した時と比べて効果が落ちてきたせいだったのである。

通常、香水には使用期限はないと言われる。その理由は、劣化する条件と期間が明確に規定できないからである。これはワインと同じで、飲み頃が数年〜10年以上と幅が広すぎるため、賞味期限(使用期限)という内容では表示できないのである。ただ、お酒も香水も一度開封すると一気に酸化が進み、特に香水については製造年月日から1年以上経つと匂いが変化したり、持続時間が短くなったりするようだ。また、あまりに年月が経った香水を使い続けると、肌のトラブルを引き起こす可能性がある。

ちなみに、今までよく知らなかったのだが、一般的に香水にはパルファム、オーデパルファム、オードトワレ、オーデコロンの4種類があるとされる。それぞれの特徴は次の通りである。

【香水の種類】(参考)
<パルファム(P)>
持続時間:5〜12時間
特徴:香水の中でもっとも濃度が高い。グレードも高く、よりフォーマルな傾向が強い。

<オーデパルファム(EDP)>
持続時間:5〜12時間
特徴:パルファムに近い濃度で、手頃な価格設定の商品が多い。

<オードトワレ(EDT)>
持続時間:2〜5時間
特徴:ソフトな香り立ちで、普段使いに適したカジュアルな商品が多い。

<オーデコロン(EDC)>
持続時間:1〜2時間
特徴:ビギナーにも使いやすい軽めの香り。ユニセックスの商品も多い。

香水愛用者の中には、これらの特徴を知ってうまく使い分けている人もいるだろう。特にビジネスシーンで香水を使うのは非常に難しいので、知識と経験の両方が必要である。(私は、会社へは絶対に香水を付けていかない。)

香水はただでさえ種類が多く、使い分けが難しいというのに、それに劣化による影響も考慮しなければならないとなると、正直、もはやコントロールできないと思った。

(参考)
古〜い香水について。
香水の保管方法 | 初心者のための香水&フレグランス入門
メンズ香水の種類〜匂いの強さと持続時間


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2015年05月22日

エチルアルコールとメチルアルコール

大学の時、化学の先生と会話をしていて、「戦時中はお酒がなかったから、代わりに燃料用のメチルアルコール(メタノール)を飲んで失明する人が後を絶たなかった」という話を聞いた。

今では周知の事実であるが、一般にアルコールと呼ばれるものにはエチルアルコール(エタノール)メチルアルコール(メタノール)がある。前者には消毒用アルコールや飲料用アルコールが含まれ、後者には燃料用アルコールが含まれる。両者は化学式が違っており、メチルアルコールは人体には猛毒である。戦時中は正しい情報が入手できなかったこともあり、お酒の代わりにそれを飲んで失明することが多かったのだという。

現代の日本ではこのような事故はまれだが、インドなどの発展途上国では、今でもメチルアルコールや殺虫剤などが入った安い密造酒が出回り、それを飲んで死亡事故に至るケースが時々発生している。その際に犠牲者になるのは現地の貧困層である。実際には、メチルアルコールを飲んだ場合、失明だけでなく、頭痛や吐き気、呼吸困難などの症状を引き起こし、死に至るケースが多い。

余談だが、普通のアルコールを飲んでも人体に致命的な害がないのは、エチルアルコールとメチルアルコールで分解産物が異なるからである。エチルアルコールが体内に入ると、二日酔いなどを引き起こすアセトアルデヒドに分解されるが、メチルアルコールが体内に入ると、アセトアルデヒドより毒性が強いホルムアルデヒドに分解される。このホルムアルデヒドが最終的に猛毒の蟻酸へと分解され、アルコールデヒドロゲナーゼ(アルコール脱水素酵素)が多く存在する目の網膜にダメージを与えるのである。(この辺りは私も調べただけで、あまり詳しくはない。)

【エチルアルコールとメチルアルコールの分解】
<エチルアルコール(エタノール)>
エチルアルコール
 ↓
アセトアルデヒド
 ↓
酢酸(無害)

<メチルアルコール(メタノール)>
メチルアルコール
 ↓
ホルムアルデヒド
 ↓
蟻酸(有害)

ところで、「酒は百薬の長」とはよく言ったものだが、アルコールは本当に身体に良いのだろうか。答えはYESである。アルコールは少量であれば健康に良い影響をもたらす。例えば、少量の飲酒は血液の脂質代謝を改善し、冠動脈疾患(狭心症・心筋梗塞)の危険性を下げる効果がある。この「少量」というのは具体的な量が示されており、純アルコール(エタノール)に換算して1日あたり男性が25g、女性が15g程度と言われている。これは、ビールであれば大びん1本程度である。(参考)

ただ、一般的にアルコール飲料は、アルコール以外の成分を多く含んでおり、身体に良いということばかりではない。ビールや日本酒、ワインなどは糖質を含んでおり、アルコール以外のカロリー摂取になる。また、ビールや日本酒にはプリン体が多く、痛風の原因にもなる。従って、飲酒習慣のない人が身体によいという理由でお酒を飲むのは望ましくない。

現代の日本では、エチルアルコールとメチルアルコールを間違えて飲むということはないだろうが、海外に行った時は少し心に留めておくとよい。また、アルコールも「百薬の長」という言葉を過信せず、お酒の場を楽しむという程度に考えておくとよいだろう。

(Wikipedia)
アセトアルデヒド
ホルムアルデヒド
(参考)
メチルアルコールを飲むとなぜ失明するんですか?
ロシアで14人死亡…実はあなたも飲んでいた猛毒「メタノール」
酒は百薬の長ですか?


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